日本語での解釈例【英会話を電話、スマホ、スカイプで トークライン】

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2月4日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてもご利用ください。

 

第26代大統領セオドア・ルーズベルトは夏の間は休みを取って現在サガモア・ヒル国立史跡となっているロングアイランドのオイスターベイにある自宅で過ごしていた。そこはサマーホワイトハウスと呼ばれて夏休み中の大統領に非公式な面会を求める各州からの代表団がひっきりなしに訪れ、大統領も時間があれば気さくに面会に応じていた。

 

ある日カンザス州からの代表団が到着した。1900年代当時の紳士の服装は付け襟を取り付けたシャツの上に燕尾服を着たもので、大統領もワシントンのホワイトハウスでの執務中はこの服装だったが、この時は上着無しで付け襟も取り外したラフな服装で現れ、額の汗をハンカチで拭いながら「やあ、皆さん。皆さんにお目にかかれてうれしいのですがあいにく私は今干し草の整理に忙しいので納屋で作業をしながら話を伺いましょう。」と言った。

 

大統領が言った干し草の整理というのは納屋に取り入れたばかりで散乱している干し草を一段高い場所にある干し草置き場に移動する作業のことだったのだが、一行が納屋に着いてみると干し草は全て干し草置き場に収まっていて取り入れたばかりの干し草はどこにも無かった。大統領が使用人のジェームズに干し草はどこにあるのかと尋ねると彼は「すみません。忙しかったものですから大統領が昨日の代表団のために移動された干し草を元の場所に投げ下ろす時間が無かったのです。」と答えた。

 

ルーズベルト大統領は干し草の整理作業をしながら代表団の話を聞くことにより自らは会見時間の短縮を図ることができ、彼らもたまたま遭遇した家庭内労働に勤しんでいる最中の大統領が忙しい時間を割いて自分たちの話を聞いてくれたという土産話を持って郷里に帰るはずだったのだ。だが、ジェームズの多忙により、はからずも大統領がこの会見方法を昨日もそして恐らくはしばしば用いていたことがばれてしまったのだった。

 

(これはどうやら実話のようで、大統領がハンカチで拭っていた汗も干し草作業によるものではなく単なる夏の暑さによるものとばれてしまったのですが、ルーズベルト大統領は狩猟の時子熊を撃つのを止めたことが美談として広まったことから子熊のぬいぐるみのテディーベアが生みだされたように国民から敬愛されている大統領だったので、この干し草のエピソードのために大統領の人気が落ちることはなかったのでしょう。)