20140805

8月1日のジョークを大真面目に日本語で解釈してみました。この趣旨の解釈(どのような解釈でもご自由です)を英文にしてみませんか?英会話の話題としてご利用頂けるほかフェイスブックページの英文添削コーナーで英文添削も承ります。

 

若くして首長の座についたインディアンの男は困惑していた。その年の冬が過ごしやすいのか厳しい寒さなのか部族民に問われたのだが、それを判断する方法を先代の首長から教わっていなかったのだ。とりあえず焚き木を集めるように指示してからこっそり国の天気予報局に「今年の冬は寒いだろうか?」と電話で問い合わせ、「どうもそうらしい」との答を得た。

そこで彼はもっと焚き木を集めるよう指示した。そして1週間経ってから予報局に予報が変わっていないかどうか問い合わせてみた。彼らの答は前よりも自信に満ちたものだった。そこで彼は今まで以上に焚き木を集めるよう指示した。

しばらくしてからもう1度予報局に問い合わせてみると彼らはかつて無いほどの寒い冬を予報していることが分かった。予報の根拠を尋ねると、インディアンが狂ったように焚き木を集めているからだというのがその答えだった。

その瞬間彼は悟った。予報局は彼らインディアンの行動を頼りに予報を出し、彼らがそれをもとにして行動すると予報局は更にそれを見て予報を修正していたのだ。彼の知る由もなかったが、インディアンと予報局は文明社会の経済学者たちが論じているポジティブスパイラルを構成していたのだった。